芙蓉オートリース株式会社
Top事例・実績地域と未来を見据えた新たな一歩。EVバイク導入で目指す持続可能な社会
地域と未来を見据えた新たな一歩。EVバイク導入で目指す持続可能な社会

地域と未来を見据えた新たな一歩。EVバイク導入で目指す持続可能な社会

多摩信用金庫様

多摩信用金庫様

業種:信用金庫
導入サービス:EVバイクリース
導入目的・効果:EV化、脱炭素、安全運転・事故削減

多摩信用金庫様は東京都立川市に本店を置く大手信用金庫の1つです。永続的に「地域の課題解決インフラ」になるという長期ビジョンのもと、多摩地域で活動される企業や事業者、また多摩で暮らし働く個人の方々に金融サービスを中心に経済・文化・生活などあらゆる角度から総合的・積極的なサポートをされています。

オフィス街から住宅街まで多摩地域の様々なお客さまへ訪問するために営業用車両を多く保有する多摩信用金庫様ですが、そのなかでも小回りの利く「バイク」は欠かせない移動手段の1つです。多摩信用金庫様では約200台のバイクをお使いになっていますが、現在ガソリンバイクからEVバイクへの切り替えを推進しており、2024年8月末現在では保有するバイクのうち67台がEVバイクとなっています。今回、多摩信用金庫様が取り組んでいるEVバイクへの切り替えについてお話を伺いました。

EVバイク導入の背景について

多摩信用金庫様では保有されているバイクをどのような用途でお使いでしょうか?

当金庫は地域密着型の信用金庫として多摩地域を中心にお客さまとの“つながり”を重視した外訪活動を展開しています。お客さまとの信頼関係を築くための様々なデジタル技術も登場していますが、やはり基本となるのは対面でのつながりです。約75店舗に配属されているお客さまサービス担当がお客さまの元へ訪問する際の移動手段としてバイクを使用しています。当金庫全体で約200台のバイクを保有しており、1台あたり毎月150~200km程度の距離を走行しています。

なぜEVバイクの導入を検討することになったのでしょうか?検討に至った背景について教えてください。

多摩地域の豊かな自然環境と経済発展が共生する持続可能な脱炭素社会の実現に向けて、当金庫では様々な環境負荷低減活動に取り組んでいます。その1つが営業用車両から排出されるCO₂の削減です。現在では使用している四輪営業車すべての低燃費・低公害車化が完了し、さらにEV化に向けた検討を開始しています。営業用バイクについてはスクータータイプのガソリンバイクを主に使用していますが、こちらについても環境対策の取り組みとして2022年頃よりEVバイク化を進めています。

EVバイク導入の検討について

現在EVバイクへの切り替えを推進されていらっしゃいますが、EVバイク導入までの経緯について教えてください。

営業用車両のEV化の検討を行なうため、日頃よりリースで取引のある芙蓉オートリースに相談をしました。当初はバイクよりも四輪営業車のEV化に主眼をおいて相談し提案を受けていましたが、EVの導入にはEV充電器や関連設備の工事など様々な要素が関係するため想像以上に時間や手間、コストがかかることがわかりました。そこで四輪営業車のEV化は検討しつつ、導入までに必要な検討課題が比較的少ないEVバイクの導入から進めることにしました。

EVバイク 画像

EVバイクの導入にどのような不安や課題を感じていらっしゃいましたか?
芙蓉オートリースからはその不安や課題に対し、どのような提案がありましたか?

EVバイク導入にあたり不安に感じていたのは「走行距離」と「安全性」です。当初は「満充電で何km走行可能なのか」「走行中に充電が切れて急に止まらないか」「充電作業が職員の負担にならないか」といった不安がありました。また「EVバイクは初速が速い」と聞いていたため、発進時などの運転操作ミスや乗り心地が変わることによる事故の増加などの安全面も懸念でした。

こうした不安を芙蓉オートリースに相談したところ、デモカーを用いた一週間程度のEVバイクの試乗機会を提供していただきました。さらに天候に関係なくお客さま訪問を行なう当金庫のバイク使用状況を考慮して屋根付き三輪EVバイクの提案もいただきました。

不安の1つだった走行距離については、当金庫の使用状況であれば従来のガソリンバイクと同様に業務で使用しても問題ないことが確認できました。充電もEVバイクから取り外したバッテリーを専用の充電器にセットしてコンセントに繋ぐだけという非常に簡単な方法だったため、運用面での負担が増えることはなさそうだと判断できました。

安全性の不安に対して提案いただいた屋根付き三輪EVバイクについても、事前の試乗機会により「日差しや雨を避けられること」「転倒しにくく安定して走行できること」を確認でき、職員の安全確保につながることがわかりました。試乗した職員からは「スムーズに動き出せる」「乗りやすい」「静か」といったポジティブな声が寄せられ、従来のスクータータイプから切り替えることについての不安を解消することができました。

導入コストも可能な限り抑えたいという思いがありましたが、芙蓉オートリースからはガソリンから電気に切り替えることによるランニングコスト削減効果や補助金活用による導入コストの抑制策など、EVバイクのトータルコストに関する提案をいただけました。

加えてEVバイク駆動用バッテリーの寿命がまだ不確かであることを踏まえたリース期間の短縮提案(ガソリンバイクでは5年契約のところをEVバイクでは3年契約に)やバイクの車体幅が大きくなることによる駐車スペース確保のアドバイスなど、専門家ならではのサポートをいただけたことも非常に心強かったです。

EVバイク 画像

EVバイク導入にあたり芙蓉オートリースのサポートはいかがでしたか?

EVバイクの検討において当金庫が感じている不安や抱えている課題に対してスピーディに応えていただけたと思います。疑問などにもすぐに回答していただけたので安心して検討・導入を進めることができました。EVバイク導入にあたり国の補助金と東京都の助成金の2種類を活用していますが、これらの交付申請手続きも芙蓉オートリースにお任せでき、しっかりと交付を受けることができましたので大変助かりました。

現在、実際にEVバイクを活用して外訪活動を行っていますが、リース契約に基づいて定期的なメンテナンスを受けられる上に突発的な故障にも素早く対応してもらえるので職員も毎日安心して車両を利用できています。

EVバイク導入により得られた効果について

実際にEVバイクを導入・使用して職員や地域の方々からの反応はいかがですか?

EVバイクは帰店後にバッテリーを充電しておけば翌朝には充電完了したバッテリーを取り付けてすぐに乗り出せます。給油のためにガソリンスタンドに行く手間がなくなり、職員の業務効率化に貢献していると思います。また屋根付き三輪EVバイクで安定感があるため単独の転倒事故が発生しにくくなったこと、さらに天候変化に強いことも評価されているようです。

もちろん当初の目的でもあったEV化によるCO₂の排出削減効果もしっかりと出てきており、当金庫の環境保全への取り組みをさらに推し進めることができたのも大きな成果と言えます。

今後の展望について

今後のEV化の展望について教えてください。それにあたり芙蓉オートリースに期待することがあれば教えてください。

当金庫は様々な施策を通じて持続可能な地域社会の実現に貢献し、地域のお客さまから選ばれ続ける信用金庫を目指していきたいと考えています。営業用車両のEV化はそれを実現するための重要な施策の1つです。

営業用バイクに関しては2024年8月末時点で約200台のうち67台のEVバイク化が完了しました。現在2026年度中の全車EVバイク化を目指して車両入替を進めているところです。
またバイクのEV化と並行して四輪営業車のEV化にも取り組んでいます。四輪営業車はすでに全車両が低燃費・低公害車となっていますが、EV化によるさらなる環境負荷低減を目指し、2023年10月に小平支店と昭島支店に日産自動車の軽EV・SAKURAを1台ずつ導入いたしました。今年度も同車種の追加導入5台が決定しております。今後もEV充電器設置などの条件が整った店舗から順次四輪営業車のEV化を進めていく予定です。

芙蓉オートリースにはこれからも車両に関するよきパートナー・アドバイザーとして当金庫のサポートをお願いしたいと思っています。

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